理学療法士の教育経験からたどり着いた考え。キャリア支援が教育に必要

目次

  1. 医療(リハビリ)業界での教育はどんな現状か
  2. 効果的と効率的
  3. 主体的に動いているか
  4. モチベーションを上げるには
  5. 1on1の実践
  6. キャリア形成支援が必要

医療(リハビリ)業界での教育はどんな現状か

 20年前に教育を受け、それ以降は教育する側として、現場をみてきて思うこと。現場では教育に強い興味や関心を持っている職員は少なく、経験則から独自の教育をしているに過ぎません(私も試行錯誤ながらそうでした)。
 医療業界は特にエビデンスが重要視されるが、医療(リハビリ)教育分野においてはエビデンスが確率されるほどの報告数がないのが現状です。

 また、多くの企業内で行われる人材育成のための研修などは、ほぼ無いと言ってよいかもしれません。それは、法令研修という医療安全や感染対策のための研修が必須になっており、年間で研修が必ず開催されます。そのため、人材育成のための研修を定期的に実施する病院は少ないと思います。もちろん経営的に厳しいというシンプルな理由もあるかもしれません。

効果的と効率的

 効果的な学習とは
  学習目的や課題にあった学習内容を学び、望ましい結果を出せること

 効率的な学習とは
  学習定着率が高く、効率が良い学習のことで、学習者の能力や学習方法などによって差が出る

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教育に関する研究報告や現場での議論は、効率的な面をみている事が多く、「学習目的は何か」の効果的な学習になっているかについては
議論される事が少ない。

主体的に動いているか

「主体的」・・・自分の意思や判断で行動するさま
「自主的」・・・決定している事に、周りからの干渉を受けずに行動するさま

つまり、
自分のしたい事を自分で考え、自分の意思で判断し、行動できているか

「学習目的は何か」を考える上で必要不可欠

モチベーションを上げるには

学習効率を考える際にもモチベーションは重要

「モチベーション」・・・人が目標に向かって行動し、それを維持する働き

外的モチベーション・・・〇〇のためにやる
内的モチベーション・・・やりたいからやる

内的モチベーションの方が長期的、意欲も高く目標に向かっていく

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内的モチベーションを向上させるために、主体的は大切!

自分のしたい事を理解していれば、その達成のための
「目標」が立ち上がる
「目標」に向かう力がモチベーションなので、内的モチベーションを向上させる事になる

1on1の実践

病院でも行われていた目標管理制度

部下との1on1で目標設定をするのだが、
しかし、、、

「何をしたいのか分かりません」
「私が設定した目標って何でしたっけ?」
「これくらいの目標が妥当かと・・・」

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内的モチベーションが向上しているのは1割だけ・・・

キャリア形成支援が必要

長い年月、教育に携わってきた
教え方やコンテンツ、時間など多くの試行錯誤をした

間違いなく言えるのは、主体的に動いているスタッフは、ほぼ一人でも成長できるという事

そして、主体的に動いている人は1割程度という現実

もし、主体的に動けるスタッフを多くできれば、教育の労力は少なく、効果的で効率的な学習が可能になるのでは?

何より、医療の質の向上が大いに期待できる!

能力開発のためには、自分が何をしたいのか
自分の職業人生をどのように考え、自分の能力開発をしていくか

「主体的なキャリア形成を支援すること」

まずはここからがスタートではないか

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「人を育成する」には「主体的なキャリア形成」をすることが必要です。

自分が何者なのか、自分は何の目的に向かって働いているのかを明確にすること。そうすれば、目的に向かっていくために、次の到着地点を模索します。これが目標設定になります。このような目標設定は内的モチベーションに沿っているため、頑張ることを助言したり、確認したりすることはありません。目標達成のための補助と手助けを考えれば良いです。これがリーダーや上司の役割ですよね。自施設の理念に沿って目標設定ができれば、個人の目標達成が施設の利益になるからです。個人を成功に導く=自施設に貢献する という式が成り立てば個人も自施設もwin-winですよね。離職も防止できそうじゃありませんか?

自分の経験から、私はキャリアコンサルタントの資格を取得し、医療業界や介護分野でキャリア形成支援をしたいと考えています。

キャリア形成支援をやってみたい、受けてみたいと思った方は是非、ご連絡下さい。
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